パーキンソン病とリハビリ中の不思議な動き

〜薬の副作用?それとも病気の症状?〜

パーキンソン病の方とリハビリをしていると、こんな場面を見かけることがあります。

仰向けで股関節を曲げる運動をしていると、反対側の手や足も一緒に動いてしまう。

「これって薬の副作用なの?」「それともパーキンソン病のせい?」と心配されるご家族も多いのではないでしょうか。


パーキンソン病の症状によるもの

実はこのような動きは、パーキンソン病そのものの症状であることが多いです。

  • パーキンソン病では脳の「動きを抑える仕組み」が弱くなり、必要のない筋肉まで一緒に働いてしまいます。
  • これを「連合運動」や「つられ運動」と呼びます。
  • そのため、片方の足を動かすと反対側の手や足もつられて動いてしまうのです。

これはリハビリ中によく見られる現象で、薬を飲んでいなくても起こります。


薬の副作用で起こる動き

一方で、**薬による不随意運動(ジスキネジア)**の可能性もあります。

  • レボドパなどの薬がよく効いている時間帯に、「くねる」「ねじれる」といった勝手な動きが出ることがあります。
  • この場合は、リハビリ中の動きと関係なく体が動いてしまうのが特徴です。

見分けるポイント

  • 動作と一緒に出る → パーキンソン病の症状(連合運動)
  • 動作に関係なく出る → 薬の副作用(ジスキネジア)

ご家族へのメッセージ

もしリハビリのときに不思議な動きを見かけても、すぐに「副作用だ」と心配する必要はありません。
多くの場合は病気の特徴であり、リハビリを続ける中でよく見られる現象です。

ただし、動きが強くなったり、生活に支障が出るほど目立つようなら、主治医に相談すると安心です。


✅ まとめ

  • パーキンソン病では、動作中に余計な筋肉まで動いてしまうことがある。
  • 薬の副作用で起こる「ジスキネジア」とは区別が必要。
  • 不安に思ったら主治医に伝えて観察を続けましょう。
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